蹴腰電子遊戯録#4 : STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN

オリジン

友人にめちゃくちゃオススメ!と推されまくってたのでやってみました。

メインストーリーとDLC3までクリア+次元の迷宮100層到達まで。めちゃくちゃおもしろかったです。

前回は良かった/微妙だったところでカテゴリ分けしたけど、今回は項目ごとに感想を書こうかなーと。気分を変えていくわよ。

シナリオ

FF1の再解釈というよりは、FF1をベースに色々再構築した外伝という趣き。

なんだけど、序盤からどういうこと…?いくらなんでも展開早すぎましてよ…?となる。原典のFF1も昔のゲームだからそんな感じはあるけけど、これ令和のゲームだから!

中盤辺りも漠然と原典FF1をなぞってるようなそうでないような感じで進みつつ、小出しで謎な部分の説明とか解明がなされて進行していく。

そんで終盤の勢いで終わらせていく感じは良くも悪くも最近のFFっぽさ?があるなあと思った。

 

…とネタバレ抜きでざっくり書くとこんな雰囲気なんだけど、その中身はかなりオタクをしばきに掛かって来てて「やるじゃん…(オタク)」って言いました。

オタクはこういうのに弱いんじゃ。古事記にも書かれてる。

ネタバレだから何がとは言えないんだけど、終盤の某ボス戦の演出"""良い"""よな…!ってなったし、その後のイベントシーンもア…ワッ…!ってなってしまってもうダメだった。オタクのメンタルは限界よ。

 

DLCもしっかりその後のお話の補完をしつつ"FF1のオリジン"として〆られていてとても良かったです。ネタバレ防止で何も書けないよ~

DLC2要素の魔物育成もそれぞれの魔物で世界観の補完がなされていたり読み物として面白かったりしてとても良かった。

 

こういうゲームによくある原作をやってなくても楽しめる!という感じはそれなりにあったけど、やっぱり原典であるFF1は履修した方が絶対に良いなと思いました。ピクリマやっといて良かった~

戦闘

一周目ハードモード&PT一人にするとソウルシリーズっぽい死にゲーになる!とのことだったので、最後までソレでやりました。

とにかく序中盤が激烈に辛かった。特にジョブやらアビリティが揃ってない序盤が本当に難しかった。特に最初のボスとその次のボスはゲームシステムに慣れてないのが相当足を引っ張ってめちゃくちゃリトライしました。

どのボスも攻撃パターンや戦い方に慣れが必要で死にゲーやってるな~となりながら楽しく攻略出来ました。武器とかジョブを試行錯誤するのも楽しかった。

終盤辺りのボスになるとキャラが育ってる分があって色々楽になったけど、ボスも相応に強敵になってるので大変でした。でも単に難易度がハードで被ダメと被ブレイクダメがやばかっただけの可能性もある。

 

戦闘そのものはSEKIROっぽいジャスガ・体幹削りシステムだけど、SEKIROよりはジャスガ(ソウルシールド)の判定が緩め(緩めっていうか基本押しっぱでOK)なのは幸いだった。

一応本当のジャスガもあるけどそれ使ってBREAKゲージを急速回復させるのはあんまり効率的じゃないかな…と思った。素直にライトブリンガーした方がいい。

コンボルートとか色々カスタム出来てややこしそ~!ってなったけど結構雰囲気で選んでボタンカチカチしててもそれっぽく攻撃してくれるので良かった。

 

攻略段階のジョブでコレ強いな~と思って使ってたのはパラディン。攻撃しながら回復が出来るのは偉い!なぜなら被ダメが痛すぎるので!!!!!

雑魚ボス戦問わずポーションを節約しつつ、HP最大時は聖属性ダメージを盛れるのが良かった。発動中MP減るけど、ジャスガか攻撃してればMPも増えるし。

あとこれは自分がアクション下手なとこもあるけど、アビリティはあんまり使わず攻略しました。ぶっちゃけアビリティに割り振るMPと押す余力がないわ。

 

クリア後は赤魔ビルドでモルボルを狩り、斬鉄剣ビルドを組んで刀ブンブンしてました。雑につよい。

ここまで来ると死にゲーというよりはハクスラビルドゲーの側面しかなくなって、刀を振るたび敵が爆発していくゲームになってました。恐ろしいはなし。

ハクスラ・ビルド要素

一生武器防具アクセ拾っては捨て、拾っては捨てる。

ドロップ装備のカオス効果の数字に一喜一憂しながらちょっとずつ装備を更新して火力を上げたり生存力を上げたりしていくのはハクスラだねえ~という趣きがあり楽しく遊べた。

ただカオス効果の種類が多すぎるのと装備に付いていることでしか管理出来ないのは正直面倒だった。なんか解体で付与アイテムとかになったら楽なんだろうけど…まあそれも諸説あるかもしれない(?)

 

ビルドを組むにあたってインターネットに落ちてる情報がDLCやバージョンによってまちまちなのでめちゃくちゃ困ってしまった。

最終的には調べるより組んで敵を殴ってみてから考えるって感じなんだろうけど、時間も労力もかかるしそういう意味で敷居がちょっと高いかな~と感じてしまった。

総評

死にゲー的なアクションの難易度、FF1の前日譚(というよりは世界観の補完)のシナリオ、ハクスラゲーのビルド構築など色々な角度からの味を楽しめた良作でした。

序中盤のおてけぼりにされ気味なシナリオとかUI部分での微妙な遊びにくさとかクリア後コンテンツ(難易度CHAOS以降)の取っ付きにくさはちょっと気になった。

80時間遊んで次元の迷宮100層まで到達して幻獣アクセってなんぞ~なった段階なのでまだ先は遊べるだろうし、他のビルドも組んでないので色々味はするんだろうけどここで一区切り付けとこうかなと思います。