蹴腰電子遊戯録#3 : The Painscreek Killings

突然

再開するぞ!

久しぶりのお遊戯録はペインスクリークキリングス。

廃墟となった町丸ごとひとつ使った脱出+推理ゲームといった感じ。

ストア説明文にもあるようにゲーム内にヒントやマーカーの表示が一切なく、手当たり次第にコツコツ調べて手がかりを探していく。

 

良かったところ

ゲームの雰囲気

ゲーム全体に漂うじんわりした静けさと不気味さが良かった。

廃墟とはいえ建物や道はあまり朽ちておらず、誰か居てもおかしくなさそうな雰囲気なのに誰もいない静けさが不気味。

建物の中は薄暗い所もあり、場所によってはライトがないと何も見えなかったりしてちょっと怖い。

でもホラーという程でもない塩梅なので、ビビりのおいどんでも安心して遊べました。一応ビビらせ要素はあるけどそんな大したことでもないので…

謎解き要素

大抵は鍵か暗号を見つけて次のシーケンスに進むような感じで、「あ~これあそこの鍵じゃん!」ってなって新しいとこに入ったり「この暗号どうやって解くんじゃ~」とか試行錯誤したりするのが楽しかった。

ゲーム内で写真が撮れたり調べた書類がジャーナルにまとまったりはするけど、謎解きのポイントや手がかりは手元のメモに書き殴ると色々捗る。

謎解きに使う生年月日表記がアメリカ方式なのでそこだけ要注意ポイント。ここだけローカライズで変えるってわけにもいかないし難しいとこだわね~ってなった。

徐々に判明するやばい人間関係

初めはとある殺人事件についての調査という名目でゲームが始まるが、次第にペインスクリークという町で渦巻いていたあれやこれやがどんどん判明する。

コイツとアイツがそういう関係で…あーそういう…?やばいじゃんそれ…みたいなのを自分の中で構築していくのが面白い。

これは微ネタバレなような気がするけど、この町基本的にヤバいやつが多かったのでこの町ヤバいな…。となること請け合いです。ほんとにドロドロしてる。

登場人物やらその相関図やら時系列やらを全部ひっくるめるとかなり複雑なので、あまり間を空けず一気に遊んだ方がいいのかもしれない。もしくはクリア後に年表まとめてくれてるのを見ると流れが分かりやすいかも。

おもしろスクリーンショットが撮れる

ゲーム中で撮影した好きな写真を新聞の一面にすることが出来るので、こういうバカ・スクリーンショットが撮れます。素敵だね。

 

微妙だったところ

探索ゲームであるが故の違和感

これってそういうゲームだから…と言われたらそこまでなんだけど、人物設定やストーリーに説得力があるからこそゲーム要素に違和感があるかな~と思った。お前らなんで鍵やらなんやらその辺に放置して町から去ってんねんみたいな。

見落すと詰むアイテム類

これもそういうゲームだろ!って話なんだけど、冗談抜きで目を皿にしてインタラクト出来る部分を探さないと一生廃墟の町を彷徨い歩く異常ジャーナリストになる。

自分は出来るとこまで頑張って、「詰んだわこれ」ってなった時点で攻略wikiチラ見しました。すみません。

UIとか操作周りとか

メニュー画面のUIがなんか使いにくかった。やたらと変な挙動をする。

オブジェクトを調べる時の当たり判定がシビアなやつがあってワシはなんでこのゲームでエイム力を試されてんねやって気持ちになった。

真エンド

あんまり言うとネタバレになるけど、そういう終わり方が真エンドなん?と思ってしまった。ちょっとだけモヤモヤする。

なんというか通常エンドで終わった方が色々と良かったんちゃうかな…と感じた部分があってなんともかんとも。真エンドが良くなかった訳じゃないんだけど!

 

総評

この手のゲームは遊んだことがなかったけど、かなり楽しく遊べた。

続編をやってるのを見て買ったので難易度高そう~と思ったけど、良い意味で続編とは違うベクトルでの面白さがあった。

お値段に対してゲーム自体のボリュームはそこまでなので、買うとしたらセール以下略かも。

あとこれは完全に個人の問題なんだけど、FPS視点のゲームは3D酔いが結構来るな~ってなってしまった。

なんか画面を小さくすると解決するらしいので、次にこういう類のやつ遊ぶときはウィンドウモードで慎まやかに遊びます。